■■■ 北八ヶ岳 Snow Trip 2 ■■■ [■ 登 山 ■]
世間的に、梅や桜のニュースが流れ始めている昨今。
懲りもせず、また雪山登山に出かけてきました。
そこは、地上の春便りなんて関係ない−20度の世界♪
1泊2日、小屋泊まり登山開始。 まずは、雪と氷の樹林帯の中を登っていきます。
登山開始1分で、凍結している山道で転倒、、。 天気も曇ってきたし、イヤな予感、、。
単独登山なので、気晴らしにレミオロメン歌いながら。
「こな〜〜〜ゆき〜〜〜〜〜〜〜〜っ♪」
だいぶ標高を稼いだので、空が出てきた。曇と雪の空にがっかり。
ここで、下山してきた単独のおじさんと遭遇。突然現れてクマかと思い焦った! 山の上の状況を聞く。
詳しく教えてくれる、おじさん。鼻水が凍ってつららになってる、、。
風も強いので、つららが左右に揺れだしたよ。
熱心に説明してくれているから、笑えない。
何故か、頭の中で「お〜お〜〜〜きなのっぽの古時計〜〜。」が流れ始めた。
身振り手振りで説明してくれるから、つららが激しく揺れてる。
「お〜お〜〜〜きなのっぽの古時計〜〜。」、、、、、。
つららおじさんに御礼を述べて、お互いの安全を交わしながら、その先へ。
山男はみんな憎めない良い人達です♪
本日の山小屋「黒百合ヒュッテ」到着。
晴れていたら、小屋周辺の散策でもしたかったのですが、天気も悪いので小屋でゴロゴロ。
最近、何処の山小屋も漫画「岳」が置いてあるね。
結局この後天気回復せず、何時もの様に「星空」「日の出」の写真は断念。
折角、三脚や替えのレンズ等、色々持ってきたのに袋から出る事も無く、ただの重りに、、。
ホント雪山と星空撮影の相性が悪いな〜。
翌日、気を取り直して頂上へアタック開始! 写真奥の山を越えて、その先の頂上を狙います。
今回、稜線に出てから大活躍したピッケル。 この先端を、氷や雪へガシガシ突き刺しながら登って行きます。
まだまだガシガシ登っていきます。
青空だったら「絵」になったろうな〜、、。
登ってきた斜面を振り返ると、、。 うっ怖っ!最近、高所恐怖症になってきた。
稜線は、風を遮る物が無いから、吹き飛ばされないように注意しながら。
北八ヶ岳は、強風で有名なのです。
見渡す限り、誰もいない。
ふふふ、この
前日までのトレース(人が歩いた跡)を頼りに。 風が強くて、跡が消えている場所も多数あり。
今歩いている自分の足跡が消えてるし、、。
この岩山、凍結していて越えるのやだな。
左側に柵あり。気が付かないで、柵を越えてしまうと雪崩の危険性が。
ふ〜頂上征服!
だ〜れもいない。な〜んにも見えない。ただ
ゴ〜〜〜〜〜〜〜ゴ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ 風の音だけの世界。
ここから本当なら、最高の360度パノラマビューをお届けする予定が、、、。
せめて「万歳ポーズ」だけでも納めようとしたのですが、あまりの強風にしがみついてる状態。
セルフタイマーの為、雪の上に置いたいた一眼カメラが転がり始めた!
ゴ〜〜〜〜〜〜〜ゴ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ
なんだろ、知らない間に笑いが出てる。うひゃひゃひゃ〜! 自棄だね。
あ〜自分の鼻からも、つららが出来はじめた。
折角苦労して登ったのに、3分で下山開始。寒すぎ。
下山しながら、緊張を解くために歌を。
もちろん、ユーミンで、 「ブ〜リ〜ザ〜〜〜〜〜ド〜〜、ブリザ〜〜〜〜〜ド」、、。
何とか稜線を下山して、樹林帯の安全な場所まで下りてきた。
すると、さっきまでの悪天候は何処へ?
3分間ほど晴れ間が見えました。 ここで、もう一度登るか迷う(笑)
(時間的にも厳しいので諦めました。)
晴れたら、このコースは絶景なので、何時の日かリベンジを。
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今回のコース。(詳しい山行記録は、ネットで調べて自己責任で登りましょう。)
1日目:渋の湯〜黒百合ヒュッテ(泊)
2日目:黒百合ヒュッテ〜中山峠〜東天狗山頂〜黒百合ヒュッテ〜渋の湯
天狗岳
標高 : 2646m
場所 : 北緯 36度 01分, 東経 138度 21分 (※世界測地系)
長野県茅野市にある八ヶ岳連峰の山。
八ヶ岳連峰は夏沢峠を境に南側を南八ヶ岳(狭義の八ヶ岳)、北側を北八ヶ岳と呼ぶが、天狗岳はこの北八ヶ岳の最高峰。
山頂部は300mほどの間隔を置いて東西に分かれ、西天狗岳と東天狗岳と称する。標高が高いのは西天狗岳で2,645.8m。
北八ヶ岳はなだらかな山容と深い針葉樹林、点在する湖などに特徴があるが、天狗岳はその中にあって唯一、
南八ヶ岳に近い険しい山容をしている。日本二百名山のひとつ。
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次回の山行は、GWの頃に残雪期の北アルプス挑戦予定。
「北八ヶ岳 Snow Trip-1」 はこちらから →
つららおじさん・・・ダメだ。 私は絶対笑ってしまう自信がある ^^;
そして 「ブ〜リ〜ザ〜〜〜〜〜ド〜〜、ブリザ〜〜〜〜〜ド」、、。
私達も稜線強風では必ず頭に浮かぶフレーズ。
みんなおんなじ~~(笑)
でも同じ北八ツでも流石takaさん! レベルが3段くらい違います~~
一眼転がり落ちなくてよかった~~
いつかきっと晴れます!!
GWの北ア、いいな~~ 気をつけて行かれてくださいね^^
私達は連休があれば今年は北岳が目標です ^^v
by よしころん (2012-03-29 14:41)
よしころん さん、こんにちは〜!
まさか最後に自分が、つららおじさんになるとは思いませんでした(笑)
そうですか、みんな同じか〜。
なんで歩いているとき、歌が出てくるのですかね〜?
どの山でも天候次第で、レベルがガラッと変わるから注意は必要ですよね。
北岳は、稜線歩きの眺望も良いですし、富士山が雲海から顔を出しているし、
お勧めですよ〜。
(以前、当ブログで記事にしたコースがお勧め(笑))
(^_^)
by Taka_Nao (2012-03-29 16:30)
スクロールしていくだけで、ホワイトアウトになりそうっ☆
何だか曇ってても眩しくて、こら老眼にこたえるわー(爆)
1枚目がめっちゃ可愛い♪
すごく美しい景色なのは解るけど....飽きるよね?(笑)
青空がこんなに素敵な色なのかって感動しちゃう~
鼻水つららまで下げて撮ってきてくれた世界は楽しみなんやけど、
くれぐれも無理せず安全第一でね!
私はもう部活してるよぉー
by mie (2012-03-29 18:10)
云っちゃいます。私は山登りが趣味でなくてほんと良かった。
よくこんなところ行きますね。
赤提灯で温かいのを呑んでても人生は楽しめるのに。
.....なんてね。
危なくないようにお願いします。
by Nobuzo (2012-03-29 19:16)
一瞬の青空に値千金の価値がありますね^^
お疲れ様でした・・
その甲斐ありのすばらしい写真ですね
by mphoto (2012-03-29 23:17)
青空無くても、とても美しく表現されてますよ^^
多分、実際に目にしたのより素敵に。。。ww
頂上に誰もいないということは、普通は悪天候ゆえに皆登らないのでしょうね。
そこを進むTaka_Naoさん、カッコいいけど心配です。
心配だけど、そんな過酷レポも見たい・・・スイマセン
私も来季に向けてトレーニング頑張りますよ。階段はつま先で登っておりますww
by imarin (2012-03-30 08:49)
ひゃー真っ白!こんな世界を単独登頂だなんて
すごいです(^-^)/
登った人にしか見せてくれない自然の姿。
自宅から確りと見せていただきました〜
登る価値ありますね!
by ぱぱくま (2012-03-31 00:11)
スゴイ。スゴすぎる。
僕はスキー場のリフトで頂上付近に登っても寒くて。
ヘタレです。
by aidesu (2012-03-31 01:48)
mieさん、こんにちは〜!
見てるだけで寒くなってきたでしょ?(笑)
逆に、視力が回復しそうなぐらいの透明感でしたよ。
ブリザードの中を歩いているときは、風景なんか楽しめないから、
飽きる事無いですよ〜。写真データを整理していて飽きたけど、、。
天気が良ければ、そんなに難しいコースではなかったんですけどね〜。
安全第一、気をつけます。
こちらは、まだ蝶どころか春の花も見てません、、。
(^◇^)
by Taka_Nao (2012-04-02 10:28)
Nobuzoさん、こんにちは〜!
小学生の頃から登っていたから、刷り込みによる影響ですかね。
そんなに苦になりません(笑)
私も普段は仕事帰りに、いつも赤提灯で楽しんでますよ〜。
(ドクターストップ一歩手前なくらいに、、。(笑))
(^◇^)
by Taka_Nao (2012-04-02 10:28)
mphotoさん、こんにちは〜!
3分間ですが、こんなに太陽と青空が良い物だと、再確認しました。
頑張ったご褒美ですかね?出来れば、1時間早く晴れて欲しかった(笑)
(^◇^)
by Taka_Nao (2012-04-02 10:29)
imarinさん、こんにちは〜!
いやいや、実際の広大な景色は表現できませんでした〜(笑)
登山中3〜4人の方とはすれ違ったのですが、頂上には誰もいませんでした。
最近は撮影メインで登るので、あまり無茶な行動予定も立てないので、
実は安全・楽ちんだったりします(笑)
雪山は、つま先に力を入れた、キックステップで登りる事が多いから、
きっと役に立ちますね。
私も夏山に向けて、減量しないと、、、(笑)
(^◇^)
by Taka_Nao (2012-04-02 10:29)
ぱぱくまさん、こんにちは〜!
雪山で単独はホントは危険なんですけど、自分のペースで歩けるし、
自己責任になるので、気が楽だったりして。
夏山は、みんなでワイワイ登るのも楽しいですよね〜。
登る・見る価値に気が付いてしまったので、重いカメラが荷物として
加わってしまいました(笑)
(^◇^)
by Taka_Nao (2012-04-02 10:30)
aidesuさん、こんにちは〜!
暑がり、汗っかきの私には丁度良い季候です(笑)
鈍感とも言います、、、。
(^◇^)
by Taka_Nao (2012-04-02 10:30)
ク×寒い中、
感動的な風景 本当に感謝です。
自然の音しかない世界、
独り占めの景色
自分へのご褒美ですよね。
by e_chan (2012-04-03 01:02)
世間が春色になっている今日この頃
真っ白い写真も、これまたいいもですね(^^)/
by 八犬伝 (2012-04-04 22:07)
e_chanさん、こんにちは〜!
自然の音だけの世界になれると、下山してからの喧噪にうんざり、、、。
ま〜無事下山できたと実感する場面ですが(笑)
初めのうちは、一人の世界は贅沢だ〜と、堪能していたのですが、
歩いていく毎に、段々不安になっていきましたよ〜。(笑)
(^◇^)
by Taka_Nao (2012-04-05 10:29)
八犬伝 さん、こんにちは〜!
最近暖かくなってきて、春を感じますが、
部屋の中は、雪山道具・冬の洋服で未だ溢れかえっております。(笑)
(^◇^)
by Taka_Nao (2012-04-05 10:29)
ビックコミックの「岳」は大好きで毎号読んでますが、
やっぱこういうのは見てるのが良いかも・・・(爆)
でもこういう雄大な景色も撮ってみたいなぁ〜〜〜(^^)
1枚目のミニチュア風がたまりません!”(*>ω<)o"クーーッ
by kazz (2012-04-20 22:04)
kazz さん、こんにちは〜!
最近の山小屋は「岳」が置いてあるので、そこで読むと
臨場感が違って、感動200%アップですよ(笑)
ロープウエイで手軽に行ける雪山もあるので、是非お試しを。
1枚目の写真、穏やかに見えますが、現地ではブリザードで大変でした(笑)
(^-^)
by Taka_Nao (2012-04-24 15:02)
真っ白な世界!すごい!特に一枚目は素晴らしい。
真夏にまた見に来ます。
by 朝のソナタ (2012-04-25 00:25)
朝のソナタさん、こんにちは〜!
真っ白過ぎて、遠くは見えないし、露出は難しいしで大変でした(笑)
夏はまた違った景色が見られるのでしょうね〜。
^^
by Taka_Nao (2012-04-25 09:36)
お願い死なないで~って思わずすがりつきたくなる・・・
って 今は生きていらっしゃいますよね?(笑)
すみません、嘘です。ずっと笑いながら読んでしまいました。
人がとっても大変なのは”蜜”の味でして(悪魔)
いっしょに歌って読みました。ああ~たのし~♪
降りてきたら晴れってのもサイコーです。
また来いって、言われたんだと思います♪
by miya_gon (2012-04-25 12:09)
miya_gon さん、こんにちは〜!
生きてますよ。悪党はなかなか死にません(笑)
私も、人が大変な思いをして撮影した写真を、部屋でまったり見るのは
大好きですから♪
次の週末に、リベンジしようかと本気で思ってましたよ(笑)
悔しいな〜、、。
^^
by Taka_Nao (2012-04-25 12:58)